それ逆効果かも?敏感肌・赤ら顔さんが今すぐやめるべき5つのNG習慣
「低刺激の化粧品を使っているのに、肌荒れが良くならない…」
「しっかり保湿しているはずなのに、夕方にはカサカサ…赤みも全然引かない…」
そんな風に、スキンケアを頑張っているのに結果が出ないと、本当に落ち込みますよね。
でも、ちょっと待ってください。その肌トラブル、もしかしたら良かれと思って続けている毎日の“ささいな習慣”が原因で、悪化しているのかもしれません。
この記事では、敏感肌さんや赤ら顔さんが無意識にやってしまいがちな「逆効果スキンケア&生活習慣」を5つ厳選してご紹介します。ドキッとしたあなたは、今日からその習慣を見直すだけで、肌が大きく変わるかもしれませんよ。
【セルフチェック】あなたの習慣は大丈夫?やりがちNG行動5選
まずは、以下の項目に当てはまるものがないか、ご自身の毎日を振り返ってみてください。
- NG1:熱めのシャワーを顔に直接当てて、洗顔を済ませている
- NG2:化粧水を浸透させたくて、パンパンと音が出るくらい叩き込んでいる
- NG3:「今日は一日中、家にいるから」と日焼け止めを塗らない日がある
- NG4:肌荒れを何とかしたくて、毎日ピーリングやシートマスクをしている
- NG5:ストレス発散に、つい激辛料理や甘いスイーツに手が伸びる
…いかがでしたか?
一つでも当てはまった方は、要注意。なぜそれがNGなのか、そしてどうすれば良いのかを詳しく見ていきましょう。
NG行動1:熱いお湯でゴシゴシ洗顔
お風呂のついでに、熱めのシャワーをジャーっと顔に当てていませんか?これは敏感肌にとって最も避けたい習慣の一つです。
▼なぜダメなの?
40℃を超えるような熱いお湯は、肌に必要な皮脂や、うるおいを保つための重要成分「セラミド」まで洗い流してしまいます。さらに、シャワーの強い水圧と手でゴシゴシこする摩擦は、ただでさえ薄くデリケートになっている角層を直接傷つけ、バリア機能を破壊。赤みを悪化させる大きな原因になります。
▼どうすればいいの?
- 洗顔は必ず「32~34℃のぬるま湯」で。手で触れて少し冷たいと感じるくらいがベストです。
- 洗顔料はモコモコに泡立て、泡をクッションにして肌に直接指が触れないように優しく洗います。
- すすぎは、シャワーを直接当てるのではなく、手のひらですくったぬるま湯を優しく顔にかけるようにして、丁寧に洗い流しましょう。
NG行動2:化粧水をパンパン!叩き込みパッティング
化粧水を肌の奥まで届けたい一心で、頬をパンパンと叩き込む「パッティング」。一見、効果がありそうですが、これもNGです。
▼なぜダメなの?
肌を叩くという物理的な刺激は、肌内部の毛細血管を刺激し、赤ら顔を助長してしまいます。また、何度も叩くことで角層が傷つき、バリア機能の低下を招くことも。そもそも、化粧品は叩き込んでも浸透力が上がるわけではありません。
▼どうすればいいの?
- 化粧水は清潔な手のひらに適量を取り、両手で少し温めてから、顔全体を優しく包み込むように押し当てる「ハンドプレス」でなじませましょう。
- 肌を「押して、離す」をゆっくり繰り返すことで、摩擦レスで角層のすみずみまでうるおいを届けることができます。
NG行動3:「今日は家にいるから」と日焼け止めを塗らない
「メイクもしないし、一日中家の中にいるから大丈夫」と、紫外線対策をサボっていませんか?その油断が、肌トラブルを長引かせているかもしれません。
▼なぜダメなの?
肌の奥深くまで届き、じわじわとダメージを与える紫外線A波(UVA)は、窓ガラスを簡単に通り抜けてしまいます。つまり、室内にいても私たちは紫外線を浴びているのです。紫外線はバリア機能を低下させ、炎症を引き起こすため、赤みや肌荒れの大きな悪化要因となります。
▼どうすればいいの?
- 天気や場所を問わず、365日、朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗ることを習慣にしましょう。
- 室内で過ごす日は、SPF20/PA++程度の、肌に優しいノンケミカル処方(紫外線吸収剤フリー)のものがおすすめです。
- 日焼け止め効果のあるフェイスパウダーを重ねておくと、塗り直しの手間も省け、ブルーライト対策にもなります。
NG行動4:よかれと思って…スペシャルケアのやりすぎ
肌の調子が悪いと、つい「何か特別なケアをしなきゃ!」と焦って、ピーリングやスクラブ、シートマスクなどに手を出しがちです。
▼なぜダメなの?
ピーリングやスクラブ、酵素洗顔といった角質ケアは、肌のバリア機能が低下している敏感な状態で行うと、必要な角層まで剥がしてしまい、肌荒れをさらに悪化させる可能性があります。また、毎日シートマスクを長時間行うと、角層が水分でふやけてしまい、かえってバリア機能が弱まることもあります。
▼どうすればいいの?
- 肌の調子が悪い時は、「攻めのケア」は一旦お休み。「洗浄・保湿・紫外線対策」という基本のケアに徹し、肌が落ち着くのを待ちましょう。
- スペシャルケアは、肌の調子が良いときに週に1回程度から試すのが鉄則です。
- シートマスクを使う場合も、製品記載の時間を必ず守り、敏感肌向けの低刺激な処方のものを選びましょう。
NG行動5:辛いもの・甘いもの・脂っこいものが大好き
肌は内臓の鏡。あなたが口にするものが、肌の状態を大きく左右します。
▼なぜダメなの?
唐辛子などの香辛料は血管を拡張させる作用があるため、赤ら顔を悪化させることがあります。また、ケーキなどの糖質や揚げ物などの脂質を摂りすぎると、体内で炎症を引き起こし、皮脂の過剰分泌やニキビ、肌荒れの原因になります。
▼どうすればいいの?
- 完全に断つ必要はありませんが、肌の調子が悪い時は、意識してこれらの食事を控えてみましょう。
- 代わりに、肌のターンオーバーを助ける「ビタミンB群」(豚肉、レバー、納豆など)や、肌の材料となる「タンパク質」(肉、魚、卵、大豆製品)、良質な油である「オメガ3系脂肪酸」(青魚、えごま油など)を積極的に摂るのがおすすめです。
まとめ:『引き算ケア』で、肌本来の力を取り戻そう
今回ご紹介した5つのNG習慣、あなたはいくつ当てはまりましたか?
敏感肌や赤ら顔に悩んでいる時ほど、私たちはつい、美容液を足したり、新しいクリームを試したりと「足し算のケア」に走りがちです。しかし本当に大切なのは、肌への刺激となるNG習慣をやめる「引き算のケア」なのかもしれません。
まずは今日から、たった一つでも構いません。心当たりのあるNG習慣をやめてみてください。
肌への負担を減らし、優しくいたわってあげることで、あなたの肌はきっと本来の健やかな状態を取り戻してくれるはずです。