【私のくすみ克服記】「疲れてる?」と言われ続けた私が、ファンデ要らずの透明感を手に入れるまで
「なんか今日、顔色悪くない?疲れてる?」
しっかり寝たはずの朝でも、同僚からかけられる心配の言葉。鏡を見れば、ファンデーションを塗っても隠しきれない、どんよりと淀んだ自分の顔…。
いつからか、私の肌からは「透明感」という言葉がすっかり消え失せていました。
特に悩みだったのは、血行の悪さからくる「青ぐすみ」と、甘いものが大好きな食生活が招いた「黄ぐすみ」のダブルパンチ。
高価な美白美容液を試しても、エステに通っても、その場しのぎでしかないような気がしていました。
これは、そんな私が数々の失敗と遠回りを経て、ようやくくすみの根本原因と向き合い、自信の持てる明るい肌を取り戻すまでの、リアルな奮闘の記録です。
第1章:出口の見えないトンネル ~私のくすみ加速・失敗談~
今思えば、当時の私は「外側から何かを塗ること」でしか、くすみを解決できないと思い込んでいました。
失敗談①:美白美容液ジプシーと「成分最強」信仰
「くすみにはビタミンC!」「いや、トラネキサム酸だ!」と、とにかく話題の美白成分が入った高価な美容液を次から次へと試す日々。しかし、どれを使っても肌の「色味」そのものが変わることはなく、根本的な顔色の悪さは改善されませんでした。
失敗談②:「角質を剥がせば白くなる」という勘違い
くすみは古い角質のせいだと思い込み、ピーリング効果のある洗顔料やゴマージュで、毎日のようにゴシゴシ。確かに肌は一時的につるっとしますが、肌のバリア機能が低下して乾燥しやすくなり、余計にキメが乱れて影ができる「グレーくすみ」まで併発する始末。まさに本末転倒でした。
失敗談③:スキンケアは完璧、でも生活はボロボロ
夜は高級クリームを塗りながら、デスクでは甘いカフェラテとチョコレートが手放せない。湯船には浸からずシャワーで済ませ、運動はほとんどしない…。肌に良いことをしているつもりで、体全体が「くすみ工場」と化していることに、全く気づいていなかったのです。
どんなに外側からケアをしても、内側からのくすみの原因が解消されない限り、肌は応えてくれないのだと痛感しました。
第2章:転機と気づき ~肌は「内側の鏡」だった~
ある時、漢方医に相談する機会がありました。彼は私の顔を見るなり、こう言ったのです。
「高価な化粧品もいいけれど、あなたの肌が訴えているのはそこじゃないね。『血の巡りが滞っていますよ』『甘いもので体が冷えて、黄色くなっていますよ』って、肌が教えてくれているんだよ。肌は内側を映す鏡だから」
衝撃でした。私はくすみを「肌の問題」としか見ていませんでしたが、実は「体からのSOSサイン」だったのです。
そこから私は、外側からのケアと同時に、「巡りと食事」という内側からのアプローチを本気で始める決意をしました。
第3章:私がたどり着いた「くすみ抜け」のための生活習慣
私が実践したのは、生活の中に「巡らせる」仕組みと、「糖化させない」工夫を取り入れることでした。
Step1:【巡りケア】「温活」で血行促進を徹底
まず、シャワー生活をやめ、毎日最低15分は湯船に浸かる「温活」を開始。炭酸入浴剤や好きな香りのバスソルトで、リラックスしながら体を芯から温めました。また、デスクワークの合間には、必ず首と肩を回すストレッチを導入。これだけで、夕方の顔色の違いに驚きました。
Step2:【食事改善】「抗糖化」を意識した食生活へ
大好きだった菓子パンやスイーツ、甘いジュースを思い切って減らし、間食はナッツや果物にチェンジ。食事は野菜やきのこから食べる「ベジファースト」を徹底し、血糖値の急上昇を抑えました。体を温める生姜や、抗酸化作用の高い緑黄色野菜を積極的に摂るようにしたのも大きな変化です。
Step3:【スキンケア】「サポート役」としての賢い選択
スキンケアは「くすみを消す魔法」ではなく「内側からのケアをサポートするもの」と位置づけました。刺激の強い角質ケアはやめ、ビタミンC美容液を抗酸化対策として朝に、そして夜は保湿力の高いクリームでしっかり潤いを守る、というシンプルケアに。肌がゴワつく時だけ、週に1回、酵素洗顔を取り入れました。
最終章:そして、私はファンデーションの色を明るくした
この生活を始めて3ヶ月が過ぎた頃、明らかに肌が変わったことに気づきました。
朝、鏡に映る自分の顔が、どんよりと暗くないのです。青黒さや黄ばみが抜け、血色感のある、健康的な肌色になっていました。一番嬉しかったのは、ファンデーションの色をワントーン明るいものに買い替えたことです。
もちろん、今でも疲れた日は少し顔色が悪く見えることもあります。でも、もう悩んでいません。なぜなら、私には「どうすれば肌が元気になるか」を知っているという自信があるからです。
もしあなたが今、過去の私のように「何をやってもダメだ」と諦めかけているなら、伝えたいです。
あなたの肌は、あなたの生活そのものを映し出しています。
外側からのケアに疲れたら、一度、自分の内側と向き合ってみてください。
毎日の小さな選択を変えることが、どんな高級美容液よりも確かな、透明感への一番の近道になるはずです。