【たるみ・フェイスラインのもたつき】原因は1つじゃない!あなたのたるみタイプと原因を徹底解説
「昔より顔が四角くなった気がする…」
「フェイスラインがぼやけて、マスクを外すのが怖い…」
年齢とともに深刻になる、お顔の「たるみ」や「フェイスラインのもたつき」。
実は、その原因は単なる「加齢」という一言では片付けられません。皮膚、筋肉、脂肪、そして生活習慣…様々な要因が複雑に絡み合って発生しているのです。
効果的なケアのためには、まず自分のたるみがどのタイプなのか、根本的な原因を知ることが不可欠です。
この記事では、たるみを引き起こす4つの主な原因タイプと、セルフチェックのための見分け方を分かりやすく解説します。あなたの悩みの正体を突き止め、的確なケアを始める第一歩にしてください。
あなたのたるみはどれ?4つの原因タイプと見分け方
お顔のたるみは、主に以下の4つのタイプの原因、またはそれらが複合的に絡み合って起こります。
① 皮膚のゆるみタイプ(真皮の衰え)
肌表面のハリ感が失われることで起こる、初期段階のたるみです。
- 主な原因: 紫外線ダメージや加齢による、肌の奥深く(真皮)のコラーゲンやエラスチンの減少・変質です。肌の弾力を支えるベッドのスプリングが伸びきってしまったような状態で、肌表面がゆるみ、ハリが失われます。
- 特徴:
- 肌全体のハリがなく、しぼんだような印象。
- 乾燥による小ジワ(ちりめんジワ)も目立つ。
- 毛穴が涙型に垂れ下がる「たるみ毛穴」が気になる。
- 見分けるポイント: しっかり保湿ケアをすると、一時的に肌がふっくらしてたるみが目立ちにくくなる。
② 筋肉の衰えタイプ(表情筋の低下)
顔の土台である筋肉が衰えることで、皮膚や脂肪を支えきれなくなるたるみです。
- 主な原因: 加齢や、無表情でいることが多い生活習慣による表情筋(特にSMAS筋膜)の衰えです。顔の筋肉は体の筋肉と同様、使わないと衰えていきます。
- 特徴:
- 顔全体が重力に負けて下がってきたように感じる。
- ほうれい線やマリオネットラインが深くなってきた。
- 口角が下がり、「への字口」に見える。
- 見分けるポイント: 鏡の前で口を「いー」と横に引くと、フェイスラインが一時的にスッキリする。
③ 脂肪の蓄積・下垂タイプ
皮下脂肪の増加や、位置がずれることで起こる、フェイスラインに現れやすいもたつきです。
- 主な原因: 体重の増加による皮下脂肪の蓄積や、加齢で脂肪を支える組織がゆるみ、脂肪が重力で下に移動する(下垂)ことが原因です。
- 特徴:
- フェイスラインがぼやけて、二重あごが気になる。
- 頬の下半分が重たく、ブルドッグのように見える。
- 顔が大きく見えたり、太った印象を与えたりする。
- 見分けるポイント: 昔の写真と比べて、顔の下半分のボリュームが増えている。
④ 生活習慣・むくみタイプ
日々の癖や血行不良が、たるみを助長しているタイプです。
- 主な原因: 猫背やスマホ首などの悪い姿勢、むくみ、食いしばりや歯ぎしり、片側だけで噛む癖などが挙げられます。血行やリンパの流れが滞ることで老廃物が溜まり、顔がむくんで大きく見えたり、たるんでいるように見えたりします。
- 特徴:
- 朝と夕方で顔の大きさが違う気がする。
- 首や肩のこりがひどい。
- エラが張っているように感じる。
- 見分けるポイント: マッサージやストレッチをすると、一時的にフェイスラインがスッキリする。
まとめ:あなたのたるみは複合タイプかも?
最も重要なことは、これらのたるみの原因は一つだけではなく、複数のタイプが複雑に絡み合っているケースがほとんどだということです。
例えば、「加齢で皮膚のハリが失われ(①)、表情筋も衰えてきた(②)ところに、体重が増えて脂肪がついた(③)結果、一気にフェイスラインが崩れた」というように、複数の原因が連鎖していることが少なくありません。
<たるみの原因おさらい>
- ① 皮膚のゆるみタイプ → 肌表面のハリ不足が原因
- ② 筋肉の衰えタイプ → 顔の土台となる筋肉の衰えが原因
- ③ 脂肪の蓄積・下垂タイプ → 脂肪の重みが原因
- ④ 生活習慣・むくみタイプ → 姿勢の癖や巡りの悪さが原因
まずはご自身の生活習慣や肌の状態をじっくり観察し、「どのタイプの要素が一番強いか」を見極めることが、効果的なケアを選ぶための最も重要なステップです。
自分のたるみの正体を知って、的確なアプローチを始めましょう。