【私のたるみ克服記】ぼやけたフェイスラインに絶望した私が、自信を取り戻すまでの全記録
「この、顔の下半分のもたつき…誰?」
友人と撮った写真に写る自分の横顔を見て、言葉を失いました。
シャープだったはずのフェイスラインはどこへやら、あごと首の境界線が曖昧になり、全体的にぼんやりと下がった印象。いわゆる「ブルドッグ顔」への道を、着実に歩んでいる自分に愕然としました。
それからというもの、私の「たるみとの戦い」が始まりました。
しかし、それは数々の時間とお金を無駄にする、痛い失敗の連続だったのです。
これは、そんな私が遠回りをしたからこそたどり着いた、たるみとフェイスラインのもたつきを乗り越えるまでのリアルな物語です。
第1章:信じて疑わなかった…私が犯した「たるみ加速」の失敗談
当時の私は、とにかく即効性を求めて、間違った努力ばかりしていました。
失敗談①:痛いほど効く?「鬼のマッサージ」信仰
「引き上げなきゃ!」という一心で、有名なリフトアップマッサージを毎日、肌が赤くなるほどの力で実践。美顔ローラーも、痛いくらいにゴリゴリと押し当てていました。この「痛い=効いている」という大きな勘違いが、肌のハリを支えるコラーゲン繊維を傷つけ、たるみを余計に悪化させていたなんて、当時は知る由もありませんでした。
失敗談②:高価な美容液に頼りすぎた「スキンケア依存」
「リフトアップ」や「ファーミング」と名のつく高価な美容液を次から次へと試しました。確かに肌の表面は潤うのですが、肝心のフェイスラインのもたつきには、ほとんど変化が見られません。スキンケアだけで、顔の土台から変わるわけではないという現実に、何度も絶望しました。
失敗談③:完全に無視していた「生活習慣」という名のラスボス
スキンケアに必死になるあまり、自分の普段の癖や姿勢には全く無頓着でした。長時間、首を曲げてスマホを見る「スマホ首」。食事の時に片側だけで噛む癖。うつ伏せで寝ること…。これらの日々の小さな「悪習慣」の蓄積こそが、私のたるみを加速させていた最大の原因だったのです。
どんなにケアを頑張っても、自分で自分の顔をたるませていたなんて、本当に皮肉な話です。
第2章:転機と気づき ~たるみは「肌」だけの問題ではなかった~
途方に暮れていた時、通っていた整体の先生に「最近、顔がたるんできた気がするんです」と何気なく相談しました。すると、先生は私の首と肩を触りながら、こう言ったのです。
「顔だけマッサージしてもダメだよ。顔の皮膚を支えているのは、その下にある筋肉や、もっと言えば首や頭全体の姿勢なんだから。土台が傾いていたら、いくら壁紙(皮膚)をきれいにしても家は傾いたままでしょ?」
衝撃でした。私はたるみを「肌」という表面だけの問題として捉えていたのです。
そこから私は、スキンケアだけでなく、「姿勢・筋肉・巡り」という顔の土台そのものを整えるアプローチへと、大きく舵を切りました。
第3章:私がたどり着いた「土台から整える」ための道のり
私が実践したのは、高価なものではなく、毎日続けられる地道な習慣の改善でした。
Step1:【姿勢改善】「スマホは顔の高さで見る」を徹底
まず、スマホ首をやめることから始めました。スマホを持つときは、肘をテーブルにつくなどして、できるだけ顔の高さまで上げるように意識。デスクワーク中も、定期的に首を回したり、肩甲骨を寄せたりするストレッチを取り入れました。
Step2:【筋肉ケア】「優しく流す&鍛える」
鬼のマッサージはやめ、スキンケアのついでにできる優しいリンパマッサージに切り替えました。耳の下から鎖骨に向かって優しくなで下ろし、巡りを良くするだけ。さらに、口を大きく動かす「あいうえお体操」で、衰えていた表情筋を毎日少しずつ鍛えました。
Step3:【スキンケア】「守りと育み」のケアへ
スキンケアは、肌のハリを育むレチノールやナイアシンアミド配合の美容液を1本、じっくり使い続けることに。そして何より、肌のハリを破壊する紫外線から守るため、365日欠かさず日焼け止めを塗ることを徹底しました。
最終章:そして、私は横顔に自信が持てた
この生活を始めて半年が過ぎた頃、ふとショーウィンドウに映った自分の横顔が、以前と違うことに気づきました。
あごのラインがすっきりして、首との境界線がはっきりしているのです。顔の下半分のもたつきが消え、全体的に引き締まった印象に変わっていました。
もちろん、重力がなくなったわけではありません。でも、もう悩んでいません。なぜなら、今の私には「どうすれば自分の顔が喜ぶか」を知っているという自信があるからです。
もしあなたが今、過去の私のように鏡の前でため息をついているなら、伝えたいです。
たるみケアは、肌だけを見ていては遠回りかもしれません。
あなたの姿勢、癖、そして毎日の小さな習慣。その一つ一つを見直すことが、未来の自信に満ちたフェイスラインへの、一番の近道になるはずです。