【乾燥肌・インナードライ】良かれと思ってない?うるおいを奪う「乾燥加速」NG習慣5選
「保湿ケアを頑張っているのに、肌の乾燥が改善しない…」
「肌がカサつくのに、なぜかTゾーンはテカってしまう…」
その頑固な乾燥、もしかしたら良かれと思って続けている毎日の習慣が、肌のうるおいを奪い去る「NG習慣」なのかもしれません。
乾燥肌さんやインナードライ肌さんのケアは、効果的な保湿アイテムを「足す」こと以上に、乾燥を加速させてしまう行動を「引く」ことが非常に重要です。
この記事では、多くの人が無意識のうちにやってしまいがちな、乾燥を悪化させるNG習慣を5つ厳選して解説します。ご自身の習慣と照らし合わせながら、今日から改善できるポイントを見つけて、うるおいに満ちた肌への第一歩を踏み出しましょう。
うるおいを奪う5つのNG習慣と改善策
NG習慣①:熱いお湯での洗顔
一日の終わりに、熱いシャワーを浴びながら顔を洗っていませんか?熱いお湯は、肌のうるおいに必要な皮脂や、角質層の保湿成分(セラミドなど)を溶かし出してしまいます。これは、肌のバリア機能を自ら壊しているようなもの。乾燥肌さんはもちろん、インナードライ肌さんの乾燥を助長する最大の原因の一つです。
【正しい改善策】
洗顔は、必ず「ぬるま湯(32℃前後)」で行いましょう。触れたときに少し冷たいと感じるくらいが適温です。肌に必要なうるおいを守りながら、汚れだけを優しく落とすことができます。
NG習慣②:洗浄力の強すぎるクレンジング・洗顔料
「さっぱり」「キュッキュッ」とする洗い上がりが好きで、洗浄力の強いアイテムを選んでいませんか?特にインナードライ肌さんは、表面のベタつきを気にして洗浄力の強いものを選びがちですが、これが乾燥を悪化させる大きな罠です。必要な皮脂まで奪われると、肌は潤いを守ろうとさらに皮脂を分泌させ、テカリと乾燥の悪循環に陥ります。
【正しい改善策】
洗浄力がマイルドで、保湿成分が配合されたものを選びましょう。乾燥肌さんにはミルクやクリームタイプ、インナードライ肌さんにはジェルタイプやアミノ酸系の洗顔料がおすすめです。洗い上がりが「しっとり」するものがベストです。
NG習慣③:化粧水だけで保湿完了!
「ベタつくのが嫌だから」「面倒だから」と、スキンケアを化粧水だけで済ませていませんか?化粧水で与えた水分は、油分でフタをしないとすぐに蒸発してしまいます。その際、肌がもともと持っている水分まで一緒に奪っていく「過乾燥」を引き起こすことも。これはインナードライ肌さんが最も陥りやすい間違いです。
【正しい改善策】
化粧水の後には、必ず乳液やクリームなどの油分を含むアイテムで「フタ」をしましょう。乾燥肌さんはコクのあるクリーム、インナードライ肌さんは油分の少ないジェル状の乳液など、自分の肌質に合ったものを選んで、与えた水分をしっかりと肌に閉じ込めてください。
NG習慣④:ゴシゴシ擦る「摩擦刺激」
スキンケアを肌に「塗り込む」ように、ゴシゴシと擦っていませんか?コットンで強くパッティングしたり、タオルで顔を拭いたりする際の摩擦も同様です。乾燥によってデリケートになっている肌にとって、摩擦はバリア機能を直接傷つける行為です。傷ついたバリア機能では、水分を蓄えることはできません。
【正しい改善策】
スキンケアは「置く」「押さえる」ように、優しくなじませましょう。手のひら全体で顔を包み込むようにハンドプレスするのがおすすめです。タオルも擦らず、優しく顔に押し当てて水分を吸い取るようにしてください。
NG習慣⑤:エアコンや紫外線など環境ダメージへの無防備
エアコンが効いた室内に長時間いたり、少しの外出だからと日焼け止めを塗らなかったりしていませんか?エアコンや暖房は空気中の湿度を奪い、肌の水分をどんどん蒸発させます。また、紫外線は肌のバリア機能を直接破壊し、乾燥しやすい肌状態を作り出します。
【正しい改善策】
日中の保湿ケアと、年間を通しての紫外線対策を徹底しましょう。乾燥が気になる環境では、メイクの上から使える保湿ミストを活用するのがおすすめです。そして、日焼け止めは季節を問わず毎日の習慣に。肌の潤いを守る「盾」だと考えましょう。
まとめ:うるおい肌への近道は「NG習慣をやめる」こと
乾燥肌やインナードライ肌を改善するためには、高価な保湿美容液を「足す」前に、まずは肌のうるおいを奪っているNG習慣を「やめる」ことが何よりも大切です。
<今日からやめるべきことリスト>
- ✅ 熱いお湯での洗顔
- ✅ 強すぎる洗浄力のクレンジング・洗顔料
- ✅ 化粧水だけで保湿完了
- ✅ ゴシゴシ擦る摩擦刺激
- ✅ 環境ダメージへの無防備
心当たりがあった項目から、一つでもいいので今日から見直してみてください。
肌をいたわる生活を続けることが、乾燥スパイラルから抜け出すための、最も確実な一歩になります。